diary

加筆修正はめっちゃする

美しい日曜日

 

人がよく幸せと表すことについて、私は美しいという言葉で表していると気付いた。

「幸せ」を辞書で引けば意味が書いてあるし、その言葉が使われる場面を見てきたけれど、23年半生きても自分の言葉にできずにいる。底から満たされた迷いのない状態を指すなら、実現する頃には私が私でなくなっているほど、克服すべきことがあまりに多い。そんな果てもない旅路の先でなければ私は何も愛せないのか?

美しい犬、美しいリビング。美しい季節。

幸せという言葉では抱きしめきれない瞬間たちを、私は、美しいという言葉で愛してきたのかもしれないと。それが愛することだと気付かずに。

「幸せ」とか、「ありがとう」とか、「大好き」とか、私に笑いかけてくれる世界を枯らさないために本当にいろいろと悩んでは不器用な受け取り方ばかりしてきたけれど、「美しい」も喜ぶことのひとつなら、今度はそう生きてみよう。

 

絶対にバッグから出たくない犬
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この日は桜が満開だった